SDGsへの取り組み
SDGsの目指す世界は、「将来世代に負の影響を及ぼさずに、持続的に発展する世界」です。経済、社会、環境における様々な課題を同時に解決し、「誰一人取り残さない世界」をつくることが求められています。現在、世界各国がこのSDGs達成に向けた取り組みを始めています。
*SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称
TMG SDGs 宣言
誰一人取り残さない社会の実現に向けて掲げるSDGsに沿って、その達成のために行動することを宣言します。
「“愛し愛されるTMG”の理念のもと、持続可能な開発目標(SDGs)を推進し、職員一人ひとりが誠実に事業活動に取り組むことにより、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現に努め、SDGsの達成に貢献します。」
TMG SDGs推進の概念図
「愛し愛される」という理念は、「地域と密着し、患者様、利用者様、地域住民、職員すべての方に愛し愛されることを目指し、「地域と共に発展していく」ことをビジョンとした行動指針の下、「地域包括ケアシステムのモデルとなる」という運営方針が掲げられています。
SDGs達成のゴールとなる2030年に向けて、TMG愛し愛される経営理念の下、SDGsとつながることが分かるSDGs推進の概念図です。健全経営の追求と同時に、社会や環境への配慮が求められ、社会的に貢献度の高い病院・施設が成長していきます。SDGs推進は、社会貢献活動を超えて本業として取り組んでいく姿勢が大切であります。
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経営理念
- 愛し愛されるTMG
- SDGs宣言
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行動指針
- 地域住民・地域医療機関と密着した医療・介護・保健の提供
- 医療・介護に携わる者としての自覚と技術向上のための教育
- 安心・安全な24時間救急体制の充実
- 最新の医療機器と医療技術の導入による高度な医療の提供
- すべての職員が健康でいきいきと活躍できる職場づくりの推進
- 地域に良質な医療・介護・保健を提供し続けるための健全経営の堅持
- SDGsコミットメント
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運営方針
- 地域包括ケアシステムのモデルになる
- SDGs方針
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未来展望
中長期経営計画- 中長期事業計画にもとづいた新築、大規模改修計画
- グループ創立60周年のあり方
- SDGsの推進
- 地域ニーズに沿った診療機能の統合・再編
TMGサスティナビリティ2030
TMG SDGs推進体制
2021年4月にTMG本部と病院・施設のメンバー30名からなる「SDGs推進プロジェクト委員会」を設置しました。SDGsをキーワードに本業の医療・介護の運営を総合的な見直しの活動として、持続可能な地域社会の実現に向けて、創立以来、私たちが取り組んできたことと、2030年に向けて取り組むべきことを、5つのテーマに分けて具体的なアクションプランを定め実践しています。
- 会長・理事長
- 運営会議
- 部長会議
- SDGs推進室 SDGs推進部会
- TMG本部 各部署
- TMG各病院・施設・関連会社等
TMG コミットメント
2030年までのSDGs達成に向けたコミットメント
持続可能な社会実現に向けてSDGsの取り組みは、私たち医療・介護グループとして、社会的責任でもあります。誰一人取り残さない持続可能な地域社会を実現していくためにコミットメント(約束)として「地域とともに愛し愛されるTMG~TMGサスティナビリティ2030~」定めました。
地域とともに
愛し愛されるTMG
~TMGサスティナビリティ
2030~
TMGの主な活動
私たちは本業の医療・介護だけでなく、これまで教育、環境、地域貢献などの様々な取り組みを積極的に実践してまいりました。私たちの活動の先にはSDGsとつながる部分がとても多いといえます。
私たちが日々の業務の中で、未来にとってよいと思えることを実践することは、SDGs が目指す世界の姿とつながります。
TMGアクションプラン
まず、これまでの取り組みをSDGsのフレームを通して整理しました。既に取り組んでいるものに何が足りていないか見出し、達成のための17の目標を明確にしました。そこから次にできることは何か、新たな実現できる取り組みをいくつか選択し、2030年に向けて取り組むべきことを5つのテーマに分けてまとめました。
TMG SDGsパートナーシップ
以下、SDGsパートナーシップの認定を受けました。




TMG SDGsに関する意識調査
2021年4月にTMG全職員を対象にSDGs意識調査を行いました。
SDGsという言葉を聞いたことがありますか
SDGsについてどの程度知っていますか
2021年度TMG運営方針の未来展望に、SDGs推進が掲げられていることを知っていますか
SDGsは、地球上にあるさまざまな社会課題を2030年までに解決するために定められた17の目標です。あなたはSDGsにどの程度関心がありますか
SDGsの17目標のうち、関心があるものを全て選んでください
1位 | |
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2位 | |
3位 | |
4位 | |
5位 |
― 「ウクライナ語診療ガイド」の編集にあたって ―
日本では桜が舞う穏やかな季節となりました。一方でウクライナではどうでしょう。ロシアによる軍事侵攻が始まって1年が過ぎましたが、未だ、多くの方々が危険にさらされ、命を落とされています。
1年前、私たち戸田中央メディカルケアグループの秘書たちの勉強会で、SDGsについて学ぶ機会がありました。SDGsは誰一人取り残さない社会の実現を目標としています。ウクライナの悲しい報道が流れるたびに心を痛めていた私たちは、自分たちのできることとして、募金に代わる支援が何かできないかと話し合いました。
「近くウクライナから日本にたくさんの避難民がくるだろう。病気のウクライナの方々に寄り添えるにはコミニュケーションが大事。ウクライナ語の診療ガイドを作ってはどうだろう」という話が持ち上がりました。
日ごろ、先の見えないコロナと闘い続け、不安と疲労が続くなかでも患者さまに寄り添う医師や看護師、コメディカルの姿を私たちは見てまいりました。そんな現場でがんばる忙しい医療従事者の一助になればという思いもありました。
内容については、医事課に出向き、外国人診療ガイドなどを参考にしました。翻訳には、故・創立者の親友である倉田信靖氏(東京国際大学総長)にウクライナの学生を、戸田市国際交流協会にウクライナ人の職員を紹介していただき、お願いしました。母国のために力になりたいという方ばかりでした。こうしてみなさんのご厚意で、ウクライナ語の診療ガイドができあがりました。
ウクライナの方々は今も大変なご苦労をされています。私たちはこれからもできることから支援したいと思っています。
日本に避難されてきたウクライナの方々が安心して滞在していただけるよう、日本の各地でこの診療ガイドがお役に立てれば幸いです。
2023.4
戸田中央メディカルケアグループ
秘書連携会・SDGs推進室一同