薬剤師の1週間(例)

AM業務説明PM業務説明
抗がん剤調製業務・抗がん剤調製業務:外来・入院患者さまの抗がん剤を2名体制(鑑査者・混注者)で調製します。
抗がん剤は高額なものが多く、集中力が必要です。
乳腺外科
カンファレンス
翌日の薬剤師外来の
予習
・乳腺外科のカンファレンス:医師、看護師、心理士、薬剤師で構成され、術後の治療スケジュールや抗がん剤施行中の患者さんの次治療などを共有・相談します。

・薬剤師外来予習:翌日の薬剤師外来をスムーズに行うため、患者さんを把握し、予習カルテを記載しています。事前に先生へ相談したい内容や、提案したい内容なども調べておき、短い時間の中でも丁寧な対応ができるよう努めています。
薬剤師外来
抗がん剤導入指導
・薬剤師外来:外来で注射抗がん剤を投与される患者さまに対して先生の診察の前に薬剤師との面談を行ないます。
薬剤師外来では事前に抗がん剤における副作用をキャッチし、主治医へ支持薬(副作用に対応するお薬)や問診した内容から検査値の追加などを提案しています。
抗がん剤調製業務・抗がん剤導入指導:当院で初めて抗がん剤を投与する患者さまに、事前・もしくは当日抗がん剤のパンフレットを用いてスケジュールや有害事象、予防策などを指導します。
予め支持薬が必要な場合にはその場で医師へ提案し、同時に薬の使用方法も指導します。
薬剤科内化学療法班カンファレンス
化学療法検討委員会(毎月第2水曜)
・薬剤科内カンファレンス:自身が薬剤師外来で関わった患者さんのなかで、疑問に思ったことや、副作用対策を提案する中で困った症例などを薬剤師間で相談し、次回の面談に活かせるようにしています。
病棟業務病棟業務・化学療法検討委員会:当院で安全に抗がん剤が投与されるために毎月1回行われます。ここでは新しい抗がん剤やレジメンの承認、他職種間での統一した副作用対策や患者さんをフォローするための対策が検討されます。
病棟業務病棟業務・病棟業務:現在外科病棟を担当。診療科は多岐にわたり、消化器外科・乳腺外科・耳鼻咽喉科・腎臓移植外科・婦人科が含まれます。医師や看護師と共に術後の疼痛コントロールや、移植患者さんの免疫抑制剤の導入指導なども行ないます。
レジメン作成
調剤業務
・レジメン作成:レジメン(抗がん剤を投与する際の計画書)を作成するために、論文を読んだり、製薬会が作成した社医薬情報集などを用いて、抗がん剤の投与時間や副作用対策の薬を決めています。

・調剤業務:入院患者さまの内服薬や注射薬の調剤・監査を行います。用法・用量や適応、患者さまの採血結果などを確認し、間違いのないよう薬剤の払い出しをします。

外来で患者さんと接することが多いため、平日午前はできるだけ出勤し、フレキシブルに対応できるようにしています。
休日は体を休めることも大切ですが、休日は友人とハイキングなどアウトドアでリフレッシュしています。