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【新座病院】OTの滝澤主任の論文が海外雑誌に採択されました!

当院OTの滝澤宏和主任の論文「A Cross-sectional Study of Attention Bias for Facial Expression Stimulation in Patients with Stroke at the Convalescence Stage」 が、海外学術雑誌「International Journal of Behavioral Medicine」に採択されました。
以下、滝澤宏和主任の言葉です。

新座病院の作業療法士の滝澤です。この度は、私の論文がInternational Journal of Behavioral Medicineに掲載されたためご報告させて頂きます。この論文は私が2015年より2020年春まで所属していた埼玉県立大学大学院 博士後期課程にて行っていた博士論文の内容を掲載しております。この論文では、脳卒中患者の心理に関係する注意バイアスのメカニズムについて解明しました。注意バイアスとは不安や抑うつと関連し、嫌悪な刺激に対する注意の偏りを示します。脳卒中患者の注意バイアスには、認知機能が影響し、これが低下しているものと低下していないもので注意バイアスの傾向が異なることが解りました。今後はこの注意バイアスを用いて脳卒中患者の心理的負担の改善に取り組んでいきたいと思います。

なおこの論文は、世界的な医学・生物学データベースのPubMedで検索可能です。抄録のみの閲覧となりますが、興味のある方は是非検索してみてください。

文責 新座病院リハビリテーション科 馬場 志

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