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【世田谷神経内科病院】当院のリハビリテーションスタッフにはこんな役割があります~ST編~

こんにちは!世田谷神経内科病院リハビリテーション科です。

私たちは、自施設を紹介する時に、【神経難病】・【長期入院】・【人工呼吸器】という言葉をよく使用します。

しかし、このキーワードだけでは、当院のST・OT・PTそれぞれがどのような役割を持って業務に取り組んでいるのかを説明しきれません。

 

今回は当院の【ST】の業務内容について紹介します。

 

当院のSTには、主に大きな2つの役割があります。

一つ目は、進行性神経難病の患者様、気管切開している患者様の経口摂取を支える役割です。具体的な業務内容は、患者様の摂食機能評価、食形態の検討、主治医・看護師・栄養科とのカンファレンス、介助指導...など多岐に渡ります。

 

摂食・嚥下に関する介入内容について当院STに話を聞きました。

「進行性の神経難病の患者様は、症状の進行に伴って口から物を食べることが難しくなります。ですが、人工呼吸器を装着し一日のほとんどをベッド上で過ごす生活を送る中で、【食べる】ことが楽しみの1つであると思っている方も多くいらっしゃいます。その為、出来るかぎり長く経口摂取を継続できるように、特に安全面に配慮しながら進行過程の機能評価や食形態の検討を行っていきます。」

 

2つ目の役割は、気管切開し発声が困難な患者様のコミュニケーションを支える役割です。声を出せない患者様がどのような手段で周囲のスタッフやご家族様とコミュニケーションを図っていけばよいのか、機能評価から代替え手段の検討・導入までの一連の流れの中で、STの存在が欠かせません。

こちらも当院STに業務の特徴・やりがいを聞いてみました。

「患者様の機能に合わせて透明文字盤やコミュニケーションに特化したソフトウェアが入ったPCの導入を検討し、患者様が使用できるようになるまで練習を行います。スムーズな会話が難しい患者様とは、評価・治療場面においても意思疎通に時間がかかり意思を読み取ることが難しいこともあり、もどかしさを感じることがあります。それでも患者様が頑張って想いを伝えてくれたり、文字盤やPCを使えるようになって会話が出来るようになった時にやりがいを感じます。また、ご家族様にも新しいコミュニケーション方法を伝えて一緒に喜びを共有できることもあります。」

実際の業務の様子が気になった方、興味を持った方はぜひ見学にお越しください!

 

当院のHPが新しくなりました。こちらも是非ご覧ください!

⇒ 世田谷神経内科病院 | 人工呼吸器管理と長期入院対応

 

文責 土屋亜季子

 

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