戸塚共立第1病院リハビリテーション科では、2025年度より「呼吸リハビリテーション強化プロジェクト」を始動いたしました。
当院は肺炎（急性、感染性、誤嚥性）で入院される患者様が多く、より質の高い呼吸リハビリテーション（以下、呼吸リハ）を提供するため、科全体で知識・技術の向上に取り組んでいます。
呼吸リハに精通した塩田主任、堤副主任を「呼吸リハ専任者」として配置し、以下の3つの柱で呼吸リハを強化しています。
【強化プロジェクトを支える 3つの取り組み】
➀ 院内ラウンドの実施
肺炎で入院中の患者様を中心に専任者が週1回、院内を巡回し、呼吸状態の評価やポジショニングの検討を行っています。
2025年9月からは歯科衛生士もラウンドに参加し、口腔ケアに関するスクリーニングを行うことで、誤嚥性肺炎の予防にも力を入れています。検討結果は科内に掲示し、全スタッフで共有しています。
➁ OJT形式の共同治療
ラウンドで抽出された患者様を中心に、塩田主任と若手スタッフによる共同治療を実施しています。
評価方法、治療内容、実際の手技に至るまで、現場で直接指導するOJT（On-the-Job Training）を通じて、実践的な知識と技術の習得を促進します。
➂ 体系的な知識・技術習得のための勉強会
月2回のペースで勉強会を実施し、体系的な知識と技術の習得を図っています。
評価・治療の考え方、症例検討会、実技練習などを組み合わせたプログラムで、リハビリテーションの質の底上げを目指します。
今後も患者様の回復に貢献できるよう、リハビリスタッフ一同、知識・技術の向上に努めて参ります。
詳細についてご興味がおありでしたら、リハビリテーション科、吉井(r_yoshii@tmg.or.jp)までお問い合わせください。
文責：戸塚共立第1病院 理学療法士 吉井亮太
