今回は、12月に当院リハビリ科で開催された緊急時対応「模擬訓練」に関してお伝えさせていただきます。
当院において、院内患者様の急変時に、院内放送をかけ、医師・看護師・リハビリ科職員等、他職種が集まることで緊急時対応を行うことを「コードブルー」と呼びます。また、院内放送をかけるだけでなく、円滑な緊急時対応に移行できるように、リハビリテーション科をはじめとした院内職員は、日頃から訓練を重ねる必要があります。
超高齢者化が進んでいる熱海地域において、在宅復帰から透析・療養対応まで幅広い機能をもつ当院でのリハビリ場面では、リスク管理・緊急時対応の必要度は高いといえます。そのため、当院リハビリテーション科では毎年、リハビリ場面での患者急変を想定した、緊急時対応勉強会を実施しています。
今年度は、年度計画として、月に一度全員出勤日を設けて、年2回の「模擬訓練」勉強会・年1回の「KYT(危険予知トレーニング)」勉強会を、緊急時対応勉強会として企画しました。そして、12月の今回は、「身体で覚える。みんなで対応をする。」をモットーに、年度2回目となる、「模擬訓練」勉強会を開催しました。
入職1年目の新入職員から、勤続年数15年以上の職員まで在籍している、当院リハビリテーション科では、職種・経験年数問わず、実場面を想定した、緊急時対応の模擬訓練となるように、数点工夫をしました。
①リハビリ場面での患者急変を想定したデモ動画(内容:意識レベルが低下した患者様に、リハビリ室内セラピスト達が、連携を図りコードブルー対応を行う)を役職者で作成し、全リハビリ科職員が動画閲覧可能な状態とすることで、若年層の緊急時対応のイメージ学習を促しました。
②緊急時対応の模擬訓練は、所属長・役職者から新人まで全員参加とし、グループ分け・模擬訓練の順番は当日、全員平等にくじ引きにて決定しました。

各自、一部の不安を抱えながらも、事前の動画資料を確認し、緊急時対応のイメージを膨らませながら、当日の勉強会に臨みました。
当日のくじ引きによるグループ分け・役割決めは、所属長から新入職員まで入り交じり、和やかな雰囲気となりました。しかし、実際の模擬実演が始まると、各グループ緊張感のある中、緊急時対応を的確に行い、どのグループも、体格や職種・経験年数等問わず、患者様の安全確保を適切に行うことができました。

上半期に行った「模擬訓練」勉強会と比較し、緊急時対応の的確さ・連携の円滑さ・状況判断能力において、当院リハビリ科職員全体の成長を感じることができ、嬉しく思います。
しかし、現状に満足することなく、引き続き、当院リハビリ科の責務として、患者様の安全を守ることができるように、リハビリ科一丸となり、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
今後とも、変わらずご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
文責: 熱海海の見える病院 リハビリテーション科 所属長 菊地 直紀












