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理学療法士とは

理学療法士が平行棒で歩行訓練している写真

理学療法士の就職先はどんなところがあるの?

目次
1.理学療法士とは?
2.理学療法士になるためには?
3.理学療法士はどんな場所で働けるの?

1,理学療法士とは?

理学療法士が松葉杖の使い方を教えている写真

理学療法士を一言でいうならば、『動作の専門家』です。

ケガや病気などで身体に障害のある人、障害の発生が予測される人に対して日常生活を行う上で基本となる動作“寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩く”などの回復や維持、また悪化の予防をすることで、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

そのために、
◇運動療法…関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療から、動作訓練、歩行訓練などの能力向上を目指す治療法
◇物理療法…温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用することも

2,理学療法士になるためには?

リハビリスタッフと患者さんたちがリハビリ室で色々なリハビリをやっている写真厚生労働大臣が免許を与える「理学療法士及び作業療法士法」に基づき、国家資格を取得することが」必要です。国家試験を受験するためにまずは、大学・短大・専門学校などの養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。

3,理学療法士はどんな場所で働けるの?

理学療法士の就職先の大まかな5分野を書いてある画像

 

①病院

 【急性期】

急性期病院で呼吸器をつけた患者さんにリハビリしている写真

大きな怪我の直後や病気の症状が急激に現れ、全身管理を必要とする初期の時期~症状の進行が止まる、もしくは安定するまでの急性期医療を提供している病院。重症度や緊急度が高い患者さんの対応が多く、入院期間は約2週間ほどであるのが特徴です。

 

 【回復期】

足に装具をつけた患者さんと平行棒で歩く練習を理学療法士がしている写真

急性期治療を受けたあと、自宅での生活に戻ることや社会復帰を目的として集中的にリハビリテーションを受けるための病院。

 

 【療養型】

病状が安定している時期の患者さんを対象に医療ケアやリハビリを行う病院で、長期間の療養をすることを目的とした医療機関。

 【特殊疾患】

人工呼吸器をつけた患者さんに呼吸のリハビリを行っている写真
長期にわたり療養が必要な重度の肢体不自由、脊髄損傷・意識障害者等などの重度障害、筋ジストロフィーまたは神経難病の患者さんを対象とした病院。

 

②クリニック

入院ベッドが19床以下または無床の医療機関を指し、慢性疾患や発熱、ケガや痛みといった軽症の患者さんの診療を中心に行います。

③リハビリテーションセンター

患者さんの在宅復帰や社会復帰を目指し、身体機能の回復を図るリハビリ/普段の生活に戻る準備となるリハビリ/仕事に戻るためのリハビリなどを包括的に提供する。

桜が咲く道路を患者さんと外歩きのリハビリを行っている写真

【通所リハビリ】デイケア、デイサービスとも呼ばれ、リハビリ専門職による機能訓練をメインに通いで受けられる施設。

【訪問リハビリ】通院が困難で介護が必要な人や活動性が低い人のご自宅に理学療法士が訪問しリハビリを行う。

④介護老人保健施設

介護保険法に基づいた公的な施設であり、介護保険サービスを利用できるのが特徴。主な条件として、「要介護1~5の認定を受けていること」および「原則的に65歳以上であること」が挙げられ、いくつかの種類がある。

 【介護老人保健施設(老健)】

理学療法士、医師の常勤が義務付けられており、要介護1以上の認定を受けている方がリハビリテーションを行い、自立して在宅復帰を目指す施設。入所期間は原則的に3~6か月であり、在宅復帰可能と判断されたら退所となる。

 【特別養護老人ホーム(特養)】

常に介護が必要で自宅介護が困難な方向けの施設。介護は24時間体制で、原則的に要介護3以上の方が対象であり、終身で入所できる。

 【介護医療院】

介護だけでなく医療ケアが必要な方のための長期療養施設。要介護1以上の認定を受けている方が入所可能。日常的な医療ケアを受けられる生活施設。

 【介護療養型医療施設(療養病床)】

重度の要介護認定を受けている方向けの施設。医療ケアの手厚さが特徴。

⑤福祉施設

 【身体障害者福祉施設】

施設に入所する障害者に対し、入浴や排泄・食事などの介護、生活などに関する相談や助言、その他の必要な日常生活上の支援(施設入所支援・生活介護・自立訓練・就労移行支援など)を行う施設。身体機能・生活機能・知的精神機能・口腔嚥下機能に課題のある方が対象となる。

 【児童福祉施設】

子供と玩具をつかってリハビリしている写真
子どものための保育、保護、養護を行う施設のことで、児童発達支援センターや児童発達支援事業所、放課後等デイサービスなどがあります。

 

 

⑥保健・行政機関

リハビリスタッフが教えながら、椅子に座って集団で体操している写真地域で行う体力測定でリハビリスタッフが握力を測っている写真

 

 

 

 

保健所や保健センターで健康促進のための教育や啓発に取り組みます。個別支援だけでなく、集団支援や地域住民のニーズに応じた事業企画など、仕事内容はリハビリ教室の開催や、生活習慣病予防のための指導、乳幼児健診での運動発達面の評価などを実施しています。

⑦スポーツ・フィットネス施設

バスケットでケガした患者さんのリハビリをバランスボールを使って行っている写真

フィットネスクラブやプロスポーツチーム、地域のクラブチームでもスポーツトレーナーとして採用され、理学療法士の知識を活かして働いています。
怪我予防のマッサージ、怪我の応急処置、回復後のリハビリなどスポーツトレーナーの役割も担うため、身体機能面だけでなく睡眠や食事のアドバイスやメンタル面のサポートもします。

 

 

⑧一般企業

理学療法士の知識や経験など理学療法を駆使したサービスや商品の開発に貢献できます。
専門家としてアドバイスする立場になるため、一定の経験を積み、知識を付けてから挑戦することが望ましいです。

⑨専門学校・大学

理学療法士養成施設(大学、短大、専門学校)の専任教員や、臨床で経験を積んでから大学院に進学し、理学療法の研究に関わる人など教える立場になる人や、理学療法を研究する人もいます。

「理学療法士」として戸田中央メディカルケアグループで働いてみませんか

TMG(戸田中央メディカルケアグループ)は1都4県下に病院と6つの介護老人保健施設のほかクリニック、健診センター、訪問看護ステーションなど合計120の関連事業所を展開しています。教育体制やキャリア支援に力を入れている当グループで一緒に働いてみませんか。

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