お知らせ

学術報告

【八王子山王病院】日本糖尿病理学療法学会第6回症例報告学術集会

上記集会が「糖尿病治療における食事・薬物・運動のinteraction(相互関係)」というテーマで2021年3月に開催され、副実行委員長・座長という立場で携わらせていただきました。
本集会は元々、2020年3月に白金にある北里大学北里研究所にて開催される予定でしたが、COVID -19の影響で延期となり、2021年3月に開催してほしいとの依頼をいただけ、開催する運びとなりました。

5月に依頼をいただきましたが、その頃は1度目の緊急事態宣言が明け、東京アラート全盛期です。
それから先どのように感染の経過を送るか分からずオンラインのノウハウもないため、、対面形式にするかオンライン形式にするか決めかねていましたが、やはり感染リスクを抑えるため、オンライン形式という形をとりました。

準備の場面で一番議論を交わしたのは、本集会のメインテーマ「糖尿病治療における食事・薬物・運動のinteraction」をどのようにすれば参加者に伝えることができ、臨床で活かしていけるかという点でした。
そんな中集会長から、他職種が理学療法士へ何を期待されているかを把握し、理学療法士に何ができるかをもっと広めていきたいとの発言があり、1つの症例に対して、職種の垣根を超え深く検討できるよう、1症例を20分〜30分と長めに設定しました。

集会開催に当たって、その他多くの苦労がありましたが、協会と協力し無事に集会を開催することが出来ました。
参加者アンケートでは、今後の治療の視野が広がる非常に実りある話し合いが行えたとの意見をいただくことができました。

代謝を知るということは、自身が指導している運動が、筋肉・ADLのみでなく、脂肪・内臓・ホルモン等、身体全体にどのように影響しているかを把握でき、反対に何が運動に影響しているかより深く探究することに繋がっていきます。
その探究には、リハビリテーション科内だけでなく、他の科との連携を行うことでより深めることができるものだと改めて実感できた集会でした。

文責:八王子山王病院 水谷 健(理学療法士)

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