お知らせ

学術報告

【熱海所記念病院】「第37回東海北陸理学療法学術大会にて講演を行いました。」

2021年10月31日にオンラインにて開催された「第37回東海北陸理学療法学術大会」にて、当院の理学療法士 宮上純貴が講演を行いました。
内容は、特別企画として実施された「熱海土石流災害避難者に対するリハビリテーション支援活動報告」についてであり、4名の講師が、災害発生直後から復興期までの活動をリレー形式で講演を行いました。
私は、今回の災害で、避難所リハビリチームのコーディネーターを務め、行政や関係団体への情報伝達・交渉、リハ専門職の派遣調整等を行いました。本学会では、「避難所支援現地コーディネーターとしての役割について」をテーマに、活動を行っていく中で上手くいったこと、課題や改善点についてまとめ発表を行いました。
オンライン開催のため、聴講された方の反応をリアルタイムで見ることが出来ず、自分が伝えたかったことが上手く伝わったのか不安な部分もありましたが、スタッフとして会場にいた先生方からは、多くのご感想をいただき、私自身もとても勉強になりました。

今回の災害を通して、リハビリテーション職として災害にどのように備え・関わっていくのかを考え直す良いきっかけとなりました。災害時の健康支援においては、多くの団体・人との連携・協力が必要不可欠であり、日頃からリハビリ職同士の連携を強化するだけでなく、行政や地域とも良い関係づくりをしておく必要があります。今回の経験を活かし、次なる災害に備えて、より良い支援を行えるよう体制を整えていきたいと考えています。

【熱海所記念病院ホームページ】
・https://atami-tokoro.jp

文責:熱海所記念病院 リハビリテーション科 宮上純貴

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