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言語聴覚士とは

言語聴覚士

言語聴覚士という職業

目次

1.言語聴覚士とは

2.言語聴覚士になるには

3.言語聴覚士の就職先・活躍場所

4.言語聴覚士の仕事内容

5.まとめ

 

1.言語聴覚士とは

「言語聴覚士法」にもとづく国家資格で、摂食・嚥下、言語・発声、聴覚などに問題を抱える方に関わり、リハビリテーションを行う専門職です。
言語聴覚士法第2条においては「音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とするもの」と記載されています。

2.言語聴覚士になるには

言語聴覚士になるには、法律に定められた教育課程を経て国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。試験は毎年3月に行われ、合格率は50~60%台で推移しています。
最終的には国家試験に合格しなくてはなりませんが、国家試験の受験資格を得るには必要な知識と技能の習得が義務付けられています。
高校卒業者の場合は、文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年制の専修学校)を卒業することで受験資格が得られます。
一般の4年制大学卒業者の場合は、指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られます。(日本言語聴覚士協会ホームページより)

3.言語聴覚士の就職先・活躍できる場所

 

 

 

 

〇医療施設
・大学病院
・総合病院
・リハビリテーション病院 など

〇保健施設、福祉施設
・介護老人保健施設
・特別養護老人ホーム
・通所リハビリテーション事業所
・通所介護事業所
・訪問リハビリテーション事業所、訪問看護事業所 など

〇教育施設
・特別支援学校
・小児療育センター
・児童デイサービス
・発達障がい児支援センター
・幼稚園、保育所、小学校、中学校 など

4.言語聴覚士の仕事内容

摂食嚥下、言語・発声、聴覚など、問題を抱える方にリハビリテーションを行います。

①急性期 発症初期からベッドサイドでリハビリを開始します

 

 

 

 

・リスク管理をしながら機能訓練
・VEにて早期嚥下評価

➁回復期 患者様の人生に寄り添いながら日常生活を取り戻すお手伝いをします

 

 

 

 

・様々な評価法の使用
・多職種での嚥下評価
・食事場面での直接訓練

③生活期 生活に則したチームアプローチ、日常生活を想定した訓練を行います

 

 

 

 

 

・生活を背景にした言語のフォロー
・身体を動かして認知症予防

④小児領域

 

 

 

 

・言語発達や構音、吃音へのアプローチ
・学習障害への支援
・小児失語症(脳血管障害や脳炎後の失語症)へのアプローチ

⑤特殊疾患

 

 

 

 

 

・意思伝達装置を使った訓練
・文字盤を使った会話

 

5.まとめ

このように言語聴覚士は、コミュニケーションや食事といった皆さんにとって欠かせない生活の一部を担う専門職です。
特に高齢者の食事では、飲み込みづらく、ムセ易くなります。また生活場面では、忘れっぽく、物の名前が出にくくなります。そんな時こそ、言語聴覚士の出番です。
理学療法士や作業療法士の他のリハビリテーション職種と比べ、有資格者の人数が少なく、これからの需要が高いのも魅力のひとつです。
これから超高齢社会のリハビリテーションでは、非常に重要な役割を持つ職種になるでしょう。

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