トピック

消化器内科医師  倉林 幹雄




平成21年5月より田園調布中央病院に赴任しました。外来担当日は、月曜日金曜日の共に午後です。
まだ不慣れのためご迷惑をおかけすると思いますが、宜しくお願い致します。

群馬県出身で昭和大学卒業後、昭和61年に昭和大学第2内科(消化器内科)に入局しました。
東京船員保険病院 ・ 日産厚生会玉川病院 ・ 富士吉田市立病院 ・ 社会保険都南病院 ・ 社会保険相模野病院 ・ 戸塚共立第1病院、そして田園調布中央病院と転勤してきました。

私の医局入局当時の昭和60年代の内視鏡は、現在の電子内視鏡(画面で見るタイプ)ではなく、ファイバースコープ(覗くタイプ)でした。(いわゆる胃カメラ・大腸カメラ)
当時の内視鏡は、手元に16ミリのカメラを接続し、カメラを通して観察および記録をしていました。
そのため術者にのみ観察可能で、生検は介助者が医師の合図だけを頼りに施行していました。
また片目で観察しているため、長時間の内視鏡施工後は、網膜に疲労のためか暫くは、左右の目の色覚異常が出ていました。

   
その後、平成になり電子内視鏡が開発されるとテレビモニターにより術者のみでなく多人数での観察が可能となりました。それに伴い処置が飛躍的に安全かつ多様に施行できるようになりました。
   

また、内視鏡下の治療もポリープ切除術から粘膜切除術粘膜剥離術と拡大し、総胆管結石も内視鏡下にて砕石も可能となり、以前は外科的に造設されていた胃瘻も内視鏡下で造設可能になりました。
肝硬変に伴う食道静脈瘤の治療は、血管内に注入する静脈硬化療法から比較的安全簡便な血管を縛る食道静脈結紮へ主流が移り変わりました。
また内視鏡的分野では肝硬変の原因が、アルコール性B型肝炎ウイルス、その他にも分類され、現在の肝障害の多くを占めるC型肝炎の発見は、入局後の出来事でした。またB型慢性肝炎に対するインターフェロンによる治療もB型肝炎からC型肝炎に主流が移りました。胃潰瘍十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の発見も入局後で、現在は潰瘍に対するピロリ菌の除菌も保険適用となりました。
以上簡単ではありますが、入局後約20数年の私の関連した医療の変遷を思いつくまま書き連ねました。これを書きながら、改めて時間が経つのは早いものだと感じました。
なお、以上の治療は現在当院で施行されています。




トピック


外来看護師  小川 淳

普通(季節性)インフルエンザとどう違うの?
 
毎年流行する『Aソ連型』と同じ《H1N1型》ですが、今まで新型は人に感染したことがなく免疫を持っていない点が挙げられるます。
 
どうやってうつるの?
 
季節性インフルエンザと同じように、咳・くしゃみ飛沫、ウイルスに触れた手などを介して感染します。
 
症状は?
 
突然の鼻水全身のだるさ筋肉痛など、症状も季節性インフルエンザと変わりありません。一般にインフルエンザは38℃以上の高熱が診断上の目安とされています(それより低い場合もあります)。
また、下痢を起こす率が40〜50%と高い数値を示しています。
 
予防法は?
 
帰宅時は手洗いを励行しましょう。石鹸をつけ、手のひらを擦るだけでなく指の間手首など全体を念入りに洗うこと。厚生労働省の対策ガイドラインによると、最低15秒以上洗うのが目安となっています。洗う前の手で触れた蛇口も一緒に洗い、流水で流したら清潔なタオルで拭きましょう。うがいも心掛けましょう。また、部屋が乾燥していら加湿(50〜60%)した方が感染しにくくなります。
 
治療法は?
 
栄養・水分補給に心掛け安静にしている事が基本です。
インフルエンザ治療薬のタミフルリレンザは、新型に対しても早めの処方で効果が期待できます。妊娠中の方への使用については、いろいろ議論されていますが胎児への悪影響は報告されておらず、米国疾病対策センター(CDC)は4月末『妊娠中であっても治療すべき』と勧めています。
 
マスク効果は?
 
予防効果は万全ではなく、『していないよりはまし』と言う程度です。
むしろくしゃみしぶきが主な感染経路なので感染者がマスク着用を徹底することで、感染拡大を抑える効果が期待できます。大事なのは、『せきエチケット』としての着用です。マスクを着けずに咳をする時は、人のいない方を向きティシュなどで口を覆うか前腕部の袖口で口を押さえましょう。手で口を覆って咳をしたとしたら、手洗いを忘れずにしましょう。
 
感染予防の基本は『うがい−手洗い』です。



 


 



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