
昨年度のインフルエンザ流行は幸いA型の小流行で終わりましたが、4月初旬頃までA型の散発、再燃が各地で見られました。今季のインフルエンザ製造株は3株とも昨年の株から変更されました。(表=1)


ワクチン接種時期は10月〜12月中旬=1〜2回接種(2〜4週間隔)
各自、自己防衛です。感染免疫抗体産生能力には個人差、体質がありますから、各年令者とも2回接種を勧めています。効果は1ヶ月後80%、5ヶ月で50%、予防接種は集団発病阻止効果には限界が指摘され、夫々の軽症化を計り、重症化を軽減させることが最大の目的です。
インフルエンザ流行の季節は、北半球、南半球で逆転します。(例えば、日本とオーストラリア、 ニュージランド)熱帯、亜熱帯地域では年間を通じて流行が見られます。
海外旅行者は曝露されやすいので要注意です。

日本鳥インフルエンザ(H5N1)発生、04年(16年)に山口、京都、大分、07年(19年)岡崎、宮崎県で養鶏場を中心に見られましたが幸い人への感染例は報告がありませんでした。
隣国の韓国では家禽類のアヒル、カモが相次いで発生、北海道、東北など(秋田県十和田湖畔)野鳥死からH5N1ウイルスが検出されています。益々、新型インフルエンザの警戒感危機が高まってきました。
世界保健機構(WHO)は世界の人感染者数385人。その内約63%243人が死亡したと報告してます。



鳥インフルエンザ(H5N1)は1997年香港の複数養鶏所で大量の鶏死が発生、18人の人感染と6人死亡が見られ、その後、ベトナム、オランダ、ベルギーの養鶏所に被害が拡大し、人への感染、死亡例が報告されました。2004〜5年にタイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア、東南アジア、中国に飛び火し、2006年以降は中央アジア、アフリカ、トルコ、イラク、アゼルバイジャン、エジプトなどへ順次拡大が見られています。インドネシアでは、2003〜2008年4月現在までに、感染135人、死亡110人、死亡率は実に 約81.5%と高率でした。
厚生労働省は北里研究所、阪大微生物研究所の新型プレパンデミックワクチンを医療従事者などの社会機能維持者に事前接種をめざすことになりました。(約1000万人)、パンデミックワクチン(ベトナム株)・プレパンデミックワクチン(ベトナム・中国、インドネシア株)が正式承認され、社会機能維持者・その後小児らを中心に事前接種で副作用・効果など対応が検討されてますが、副作用のリスクが心配されています。
なお、インフルエンザ新ワクチンは現在、経鼻弱毒性・不活化ワクチンが実用化に期待されています。

日本では2007年(平成19年)抗インフルエンザウイルス治療薬「タミフル」投与による小児の異常行動(転落、飛び降り、譫言、奇声)が社会問題に取り上げられましたが、アメリカFDA(食品医療品局)、スイス・ロツシュ社、国内外で広く検討され、副作用・安全性について因果関係は否定されています。

世界の何処かで発生したら、日本に入ってくるのは時間の問題です。
昔、スペインかぜ(1918年)では、日本は2300万人が罹患し39万人が死亡してます。
新型インフルエンザが全国で流行すると、最大3200万人が感染し、17〜64万人が死亡し、入院患者数は一日最大10万人に上がると想定されてます。
流行拡大抑制のためには、住民の移動制限、学校閉鎖、抗ウイルス薬の予防投与など対策・行動が極めて重要な課題です。
家庭での備えは、外出を極力控えること、食料など約2週間程度の備蓄をすること、人の集まる場所は避け、手洗い、マスク、お茶・紅茶のうがいの励行することなどが予防上大切です。
勿論、新型インフルエンザを疑わせる症状がある場合は、保健所に設置される「発熱外来相談センター」に先ず連絡します。診断はインフルエンザ迅速診断キッドが応用されます。
予防接種は新開発「新型インフルエンザワクチン」の他ありません。
治療はノイラミダーゼ阻害剤「オセルタミフル=タミフル・リレンザ」「アマンタジン=シンメトリル」が予防にも対応されるでしょう。

インフルエンザワクチン予防接種のご案内
| ● 接種日・時間 |
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月・火・水・金曜日 |
午後2時〜4時30分 |
| ● 料金 |
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13歳未満 |
1回2,625円(消費税を含みます) |
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13歳以上 |
1回3,675円(消費税を含みます) |
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高齢者65歳〜 |
1回公費負担外 |
| ・個人負担料金一般2,200円(生活保護支給者は免除) |
詳しくは小児科外来までお問い合わせください。
予防接種毎に、予診表・体温・同意書サインをチェック、受診が必要です。
乳幼児=2回接種、成人・高齢者=1〜2回接種。接種期間=2〜4週間隔
◎予防接種時は体温計測は必ずご自宅で計ってきて下さい。
◎ワクチン接種後15分間は静かにして下さい。