| この広報誌は、田園調布中央病院と患者さまが一体となって、病気やけがと闘うために
少しでもお役に立てるよう、スタッフ一同が心をこめて皆さまへお送りする情報誌です。 |
↑携帯サイトはこちら
|
 |
トピック
呼吸器科部長 岩渕 英章
|
|
日本の気管支喘息の累積有症率は、小児6.4%、成人3.2%で近年増加してきています。気管支喘息の基本病態は気道の慢性炎症であることが明らかになり、臨床的には発作性の喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、呼吸困難、反復性の咳で特徴づけられています。慢性炎症を起している気道は過敏性が亢進し、種々の刺激や誘因に暴露されると気道は容易に狭窄し気流が制限され喘息発作が起こります。
急性喘息発作の誘因には、アレルゲンによる感作、大気汚染、ウイルス感染、運動、気象変化、食物、アルコール摂取、薬物、精神的ストレスなどが考えられています。
喘息治療のガイドラインによる喘息治療の目標は以下の通りです。
 |
- 夜間症状を含めて慢性症状がほとんど(できれば全く)ない
- 喘息発作がほとんど(まれにしか)発生しない
- 救急外来を受診することがない
- β2刺激薬(発作治療薬)の頓用をほとんど(できれば全く)必要としない
- 運動を含めて活動に対する制限がない
- ピークフロー値の日内変動が20%未満である
- ピークフロー値が正常(ほぼ正常)である
- 薬剤の副作用がほとんど(または全く)ない
|
| (写真:ピークフローメーター) |
(*ピークフロー値:気道の空気の流れを測定した値で、自宅で簡便に測定できる気道閉塞の指標)
つまり気管支喘息の治療目標は「発作を止める」ではなく、「発作を起さない、健康な人と変わらない生活を送る」ことです。喘息治療薬を毎日規則正しく使用し喘息をコントロールできれば、喘息の症状がなくなり発作の心配もなく、趣味やスポーツも楽しみ、健康な人とほとんど変わらない生活を過ごすことができます。
気管支喘息では発作が起きていないときでも気道炎症は慢性的に存在しており、高血圧や糖尿病と同じように長期管理を必要とする慢性の疾患で、抗炎症薬による予防的な治療が必要です。長期に使用しても全身的副作用が少なく局所抗炎症効果に優れている抗炎症薬は吸入ステロイド薬です。
吸入ステロイド薬は直接気道に作用し少量で気道炎症を改善し、その結果自覚症状や呼吸機能を改善し喘息死を予防します。日本も含め各国から出されたガイドラインにおいても、治療の第一選択薬として吸入ステロイド薬が推奨されるようになり、急性発作による救急外来受診者数、入院患者数は著しく減少してきています。気道の炎症は気道の火事と同じで、早くきちんと治療をすれば大火事にならないですみます。
ゼーゼー、ヒューヒュー、反復性の咳など気管支喘息が疑われる症状があれば、お気軽にご相談ください。
|
|
|
トピック
内視鏡室 池宮城 薫
|
《胃カメラの検査》と聞いて皆さんはどう想像しますか?『とても苦しそうだし絶対受けたくない』と思われる方、辛い経験をされた方が大半でしょう。
『そんなイメージを一掃したい!』と我々内視鏡室のスタッフは強く願って毎日検査をしています。当院の検査は経験豊かで内視鏡検査を得意とする熟練の専門医が鎮静剤(緊張を取り除き、胃腸の動きをやわらげる)を併用して行いますので驚くほど苦痛が少なく終わるのです。
2004年がんで死亡した人は320,334例(男性193,075例、女性127,259例)。死亡数が多い部位は以下の表の通りとなります。

30代40代でも1万人近くががんで命を落とす時代に、決して人ごとでないと改めて考え直す必要があります。『仕事が忙しい』『両親や子供の世話が大変』という理由で後回しにしていた自分の体が病気に蝕まれてからでは遅いのです。死亡者数男女で1位2位となっている胃がんは胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が何らかの原因でがん細胞になって無秩序に増殖を繰り返すがんです。
胃がん検診などで見つけられる大きさになるまでには何年もかかると言われています。大きくなるに従ってがん細胞は胃の壁の中に入り込み、外側にある漿膜やさらにその外側まで広がり、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。その前に早期発見早期治療。今まで頑張ってきた自分自身や大切な家
族のために。
『最近どうももたれ感が続く』『吐き気やみぞおち辺りの痛みがとれない』『体重が減ってきた』等の症状がある方はもちろん、症状は特にないが検査を受けたことがなく気にかかっている方、是非一度検査を受けてみてください!!かかりつけの科で医師に希望を話して頂くか、外科を<検査希望>にて受診して頂ければ、御希望に合わせて予約を取ります。大腸内視鏡も同様に受けられます。万が一病気が見つかったとしても早期であれば(部位や程度によって例外はありますが)内視鏡下・腹腔
鏡下で切除が可能であり、当院にて迅速に対応できます。
『こんなに楽なら早く検査を受ければよかった』『これならもう一度受けてもいい』と口々に言われる当院の内視鏡検査。今年は是非あなたが体験してみて下さい!!


緑内障は、視神経が傷つき、見える範囲がだんだん狭くなる眼病です。
自覚症状が少ないため、検診での早期発見が大切です。
対象:大田区在住の45歳、50歳、55歳、60歳の方(平成20年3月31日時の年齢)
実施期間:平成19年11月1日から平成20年1月31日(休診日を除く)
検診内容:問診、視力検査、眼圧検査、細隙灯顕微鏡検査(眼底検査を含む)、前房隅角検査、眼底カメラ撮影
当院での受診方法:大田区から対象の方に、生活習慣病基礎健診のご案内と一緒に緑内障健診案内を郵送します。
予約制となっておりまして、窓口までお越しいただき直接お申し込みとなります。
受診の際は、同封の検診案内または保険証等をお持ちください。
予定数に達し次第、終了します。
注意事項:検査の種類によっては、薬で瞳孔(ひとみ)を開いて行う場合があります。
自転車、自動車の運転による来院は事故防止のためご遠慮ください。
当院での緑内障検診の受付時間:
診療の都合上、
午前 11:00 午後 16:00
までに受付を済ませていただけますよう、お願い申し上げます。
緑内障検診のお問い合わせ先
大田区保健福祉部計画調整課
電話:03-5744-1265 |
- 外来医師担当は変更になる場合がございます。また、緊急処置・手術等により休診となる場合がございますのでご了承ください。
受付時間 午前 8:00〜16:30
診察時間 午前 9:00〜 午後 14:00〜
- 診療科によって受付・診察時間が異なる場合があります。詳細はお電話にてお問い合わせください。
 |
面会時間について |
|
平日:15:00〜20:00
休日:11:00〜20:00
他の患者さまに迷惑のかからぬよう、面会時間をお守り下さい。
尚、玄関駐輪場は来院患者さま専用ですので、ご用のない方は
ご遠慮くださいますようお願い致します。
|
 |
|