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人の6〜8割が腰痛を経験するといわれます。これは、人類が二足歩行をするようになり、腰部に大きな負担がかかるようになったからです。その負担を支えているのは主に腰椎です。腰椎には体重の2〜3倍の力が加わり、それに加えて不安定な構造になっています。
このため、腰椎に無理が重なると腰痛を起こしやすくなります。腰痛についてのメカニズム、原因を理解し、日常生活での注意や腰椎体操などで予防していかなければいけません。
◆ 腰痛の原因
1.腰痛症
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急性腰痛症
物を持ったり、腰を捻ったり、くしゃみなどで起こる場合があります。急激に発生する場合と、数時間後に症状が出る場合があります。下肢の症状はなく、痛みは数日で改善します。
- 慢性腰痛症
筋肉の疲れや、緊張によって発生します。特にきっかけがなく、徐々に痛みが起こることが多く、長い時間同じ姿勢で座っていたり、立っていたりすると痛みが起こります。

2.腰部椎間板ヘルニア
椎間板の中心にある髄核が膨隆、脱出し神経を圧迫して起こります。腰痛やヘルニアにより圧迫された神経が支配している下肢の痛み、知覚障害、筋力低下が起こります。
3.腰椎分離症、すべり症
腰椎の一部が分離して起こります。これが前方に移動すると、すべり症になります。
腰痛、下肢痛、知覚障害、筋力低下が起こります。

4.変形性脊椎症
老化のため、椎間板の水分が減少し弾性がなくなった結果、腰椎の間が狭くなり、とげ状の骨(骨棘)が出てきます。この骨棘により神経か刺激されることにより腰痛が起こります。

5.腰部脊柱管狭窄症
脊髄神経が通っている脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するために起こります。下肢痛、知覚障害、腰痛の他に、歩くと下肢のしびれ、痛みが出現しますが、休んで前かがみになると症状が改善し、再び歩くと症状が再発するのが特徴的です。

6.骨粗鬆症
骨の密度が低下して、非常にもろくなり、軽度の外力により圧迫骨折を生じる危険が高まった状態です。圧迫骨折により脊椎の変形がおこります。
◆治療及び予防
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安静
腰痛が起った時は腰に負担をかけないように安静にしなければいけません。しかし、長期間のベット上安静は筋力の低下が起り、回復も遅れ、再び腰痛を起こしやすくなります。
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薬物療法
消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる薬の投与
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神経ブロック療法
硬膜外ブロック、椎間関節ブロック、神経根ブロック
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理学療法
腰を温熱パックで温めることにより血行をよくし、筋肉の緊張と痛みを軽減します。骨盤牽引により筋肉の緊張を軽減します。
- 装具療法
腰椎コルセットをつけることによって腹圧が高まり、脊椎や椎間板にかかる負担を軽減し、腰痛が軽くなります。長期間の装着は筋力低下の原因になります。
- 腰痛体操
腰の痛みがひどい急性期には行なってはいけません。痛みが落ち着いてから行ないます。
腰痛体操は、腰の周りの筋肉を強めたり、硬くなった組織を引き伸ばし痛みを和らげることが目的です。

腰痛を起こす原因は他にも内科的疾患、産婦人科的疾患によるものなどがあり、注意しなければいけません。必ず専門医を受診し、適切な治療を受けましょう。
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