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ちなみに骨粗鬆症の方は800mg/日以上を摂取目標量としましょう(上限量は男女ともに2300mg/日)。次ぎに、カルシウムの摂り方ですが、摂取量を守ればそれだけで良いということではなく、摂取したカルシウムがどのように吸収されるのかを考えるとさらに良い食事が考えられることでしょう。
食物から取り入れたカルシウムが吸収されるとき、ビタミンDが大きな役割を果たしており、ビタミンDが不足すると腸からのカルシウムの吸収が低下してしまいます。ビタミンDは、一般に1日目標所要量は2,5μg/日、骨粗鬆症の方は10?20μg/日等ともいわれています。
魚に多く含まれていますが、食事で摂る以外に、皮膚が紫外線にさらされることでも体内で作られるため、先ほどのお話のように日光に当たることも骨には大切なこととなってくるわけです。このビタミンDは肝臓に運ばれて活性型ビタミンDとなり、これが腸に作用してカルシウムの吸収を促進します。また、活性型ビタミンDは骨形成作用もあると考えられています。
それでは逆にカルシウムの吸収を妨げるものとして良くいわれているものにリン、お酒、たばこ等があげられます。リンは重要なミネラルの1つで、カルシウムとともに骨や歯の重要な成分なのですが、過剰になるとカルシウムと結びついて排泄されてしまうのです。肉や穀物にはリンが多く、加工食品等にも多く含まれているようです。
お酒は先ほど触れたカルシウムが吸収される際必要な活性型ビタミンDが作られる肝臓に影響があることは皆様ご承知のことと思います。たばこは骨のみでなくいろいろな所で悪玉にあげられており皆様もその弊害は十分ご理解頂いているものと思います(愛煙家の方には申し訳ございません)。

最後に、カルシウムの多く含まれている食物の中でも違いがあるのでそちらも触れておきます。まず、牛乳、乳製品があげられますがこれはカルシウムを多く含む食物の中でも1番体に吸収されやすい食物のようです。乳糖やリジンなどカルシウムの吸収を良くする成分も含んでいるので、吸収率は高いのですが脂肪やタンパク質も多くなりがちになってしまうかもしれませんので注意も必要です。
次ぎに大豆製品があげられます。良質なタンパク質の宝庫でありカルシウムも豊富です。続いて魚介類があげられます。骨ごと食べられる小魚はカルシウムを手軽にとる代表選手のように思われます。さらにリンが比較的少ないことや、切り身魚等はなかなか摂取しにくいビタミンDが多く含まれていること等魅力ある食材です。
最後に野菜です。小松菜、大根の葉、ほうれんそう等が有名ですが、野菜のカルシウムの体内への吸収率は1?2割ほどといわれており低率のため、乳糖やビタミンD等カルシウムの吸収を良くする成分を含んだ食材と組み合わせて一緒に摂るように心がけると良いかもしれません。

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