2007年1月号

この広報誌は、田園調布中央病院と患者さまが一体となって、病気やけがと闘うために
少しでもお役に立てるよう、スタッフ一同が心をこめて皆さまへお送りする情報誌です。

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トピック

外科医師  鈴木 直人



日本の死因別死亡率の第1位は悪性腫瘍(癌や肉腫)です。悪性腫瘍の中で死因の第1位である胃癌は死亡率の減少がみられますが、肺癌、大腸癌、肝癌は増加しています。大腸癌の死亡率は男性では肺癌、胃癌、肝癌についで第4位ですが、女性では第1位です。

早期大腸癌とは癌が大腸の壁の浅いところ(粘膜下層まで)にとどまっている癌のことで、ほとんど自覚症状はありません。大腸内視鏡検査で偶然に発見されることも少なくない病気です。内視鏡で完全に取りきれなければ、手術が必要になります。当院ではこの早期大腸癌に対して平成17年4月より腹腔鏡による手術をとりいれています。今までの開腹手術では、お腹を大きく切って直接お腹の中を見ながら手術をします。

一方、腹腔鏡手術では炭酸ガスでお腹を膨らませて、「腹腔鏡」というカメラを使って、お腹の中をテレビ画面で観察しながら、数ヶ所の小さな穴(ポート)から長い器具(鉗子)を入れて手術をします (図1)

図1 腹腔鏡手術 (大腸癌治療ガイドラインより抜粋)

お腹を大きく切ることがないため、手術のキズ(創)が小さくてすみます(図2、図3)。その分痛みも軽く、手術翌日より歩行が可能です。

手術後の回復も早く、結果的に入院期間も短くてすみます。現在は早期大腸癌に限定していますが、将来的には進行大腸癌に対しても行う予定です。また当院では急性虫垂炎(いわゆる盲腸)、胆石症、早期胃癌に対しても、この腹腔鏡手術をとりいれています。腹腔鏡手術を希望される場合には、専門医により十分な説明を受けた上で、手術の方法を決めることが大切です。


トピック 

医療福祉部  塩川 聡子


医療ソーシャルワーカーは医療機関で働くソーシャルワーカーを指します。Medical Social Worker(メディカル・ソーシャル・ワーカー)を略してMSWと呼んでいます。

ソーシャルワーカーとは、ケースワーカーという言葉もよく知られていますが(結論としては同じ職種を指しています)公的機関や各種の施設などで生活上起こり得るさまざまな問題の相談をお伺いし、解決に向けて援助していく福祉の専門家を指します。多くのソーシャルワーカーが社会福祉系大学を卒業しており、社会福祉を専門に勉強しています。

つまり医療ソーシャルワーカーは医療機関の中で働く社会福祉の専門家ということです。医療チームの一員として、疾病や障害などが生じたことがきっかけとなっておこりうる患者様やご家族の心理・社会・経済問題等について、原因を明らかにし、心理的に支え、各種制度や社会資源を紹介し、共に考え解決に向けてお手伝いして行きます。適切に安心して医療を受けられるようサポートし、社会復帰、健康を守ることを目指しています。

例えば・・・

この他にも、いろいろなご相談があるかと思いますが、お声かけ頂ければ、何らかのお役に立てると思います。また、ご相談の秘密は厳守致します。面談について費用はかかりませんので、安心してご相談下さい。また、入院や外来の受診へのお問い合わせも承っております。

◆◇連絡方法◇◆

1階受付、病棟ナースステーションにて。お電話は病院代表におかけ下さい。
面談についてはお約束を取らせて頂いております。



面会時間について

平日:15:00〜20:00
休日:11:00〜20:00

他の患者さまに迷惑のかからぬよう、面会時間をお守り下さい。尚、玄関駐輪場は来院患者さま専用ですのでご用のない方はご遠慮下さいますようお願い致します。

  
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