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日本の死因別死亡率の第1位は悪性腫瘍(癌や肉腫)です。悪性腫瘍の中で死因の第1位である胃癌は死亡率の減少がみられますが、肺癌、大腸癌、肝癌は増加しています。大腸癌の死亡率は男性では肺癌、胃癌、肝癌についで第4位ですが、女性では第1位です。
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早期大腸癌とは癌が大腸の壁の浅いところ(粘膜下層まで)にとどまっている癌のことで、ほとんど自覚症状はありません。大腸内視鏡検査で偶然に発見されることも少なくない病気です。内視鏡で完全に取りきれなければ、手術が必要になります。当院ではこの早期大腸癌に対して平成17年4月より腹腔鏡による手術をとりいれています。今までの開腹手術では、お腹を大きく切って直接お腹の中を見ながら手術をします。 |
一方、腹腔鏡手術では炭酸ガスでお腹を膨らませて、「腹腔鏡」というカメラを使って、お腹の中をテレビ画面で観察しながら、数ヶ所の小さな穴(ポート)から長い器具(鉗子)を入れて手術をします (図1)。
図1 腹腔鏡手術
(大腸癌治療ガイドラインより抜粋)

お腹を大きく切ることがないため、手術のキズ(創)が小さくてすみます(図2、図3)。その分痛みも軽く、手術翌日より歩行が可能です。
手術後の回復も早く、結果的に入院期間も短くてすみます。現在は早期大腸癌に限定していますが、将来的には進行大腸癌に対しても行う予定です。また当院では急性虫垂炎(いわゆる盲腸)、胆石症、早期胃癌に対しても、この腹腔鏡手術をとりいれています。腹腔鏡手術を希望される場合には、専門医により十分な説明を受けた上で、手術の方法を決めることが大切です。

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