膝関節は、体重を支える大切な役目を担っています。このために、常に大きな負担がかかり、さまざまな障害が起こりやすい関節といえます。膝痛を起こす疾患には、外傷性によるものと、非外傷性によるものがあります。外傷性によるものには、膝を捻ったりすることにより起こる半月板損傷、膝関節靭帯損傷などがあります。非外傷性によるものには、加齢的に軟骨が変性して起こる変形性膝関節症、骨腫瘍、感染性疾患(骨髄炎、化膿性膝関節炎)、非感染性疾患(関節リウマチ、痛風)などがあります。この中で日常多く見られるのが変形性膝関節症です。
変形性膝関節症とは?
【原 因】
膝関節は、大腿骨と脛骨をつなぐ関節です。そこで、骨同士が直接ぶつかり合わないように、クッションの役割をしているのが軟骨です。変形性膝関節症は、この軟骨がすり減っていく病気です。軟骨は、年齢に伴って弾力を失ってきます。また、肥満による継続的な負荷や、スポーツなどによる膝半月板損傷、膝靭帯損傷により関節軟骨がすり減り、変形性膝関症の要因となります。
【症 状】
初期には膝の違和感、不快感として起こります。その後、変形性膝関節症の典型的な症状である動作開始時の痛みを訴えます。しかし、動かしているうちに痛みは消失していきます。症状が進むと、常時運動痛が起こり、階段昇降時、特に降りる時に痛みを訴えるようになります。また、膝が伸びない、曲がらないなど運動制限が起こってきます。膝関節の腫脹や水もたまってきます。