2006年 6月号

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この広報誌は、田園調布中央病院と患者さまが一体となって、病気やけがと闘うために
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トピック

 内科部長  星  真哉


RAの薬物治療は今、大きく変わりました。リウマチの炎症の根源とも言える腫瘍壊死因子(TNFα)の作用を抑制させ、副腎皮質ステロイド剤と非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAID)の安易な投与持続依存からの様々な副作用の問題を軽減し、これまで経験しえなかった治療効果を期待し得るという薬剤が抗TNFα療法として2種類保険適応として使えるようになりました。

点滴注射剤のインフリキシマブ(レミケード)と皮下注射型のエタネルセプト(エンブレル)です。RAの早期診断と的確な治療方針に基づく抗リウマチ薬との使い分けが重要となります。

1)抗TNFα療法の適応RAか、適応外RAか?
 (1)RA症状の特徴が3ヶ月以上続きコントロールが不良であること。

  • 疼痛関節、腫脹関節6個以上(著明なリウマチ活動性)
  • 血液検査でCRP2.0r/dlあるいは赤沈28o/hr以上(活発な炎症の存在)
  • 末梢血白血球数4000/o3以上、リンパ球数1000/o3以上(免疫力低下判定)
  • 血中βDグルカン陰性(カリニー肺炎および真菌感染症の除外)
  1. インフリキシマブでは、メソトレキセート(MTX)によるコントロールの基に投与適応の条件となっています。
  2. エタネルセプトではMTX投与の基に、投与されなければならない適応条件とはなっていませんが、欧米の臨床成績からメソトレキセートとの併用治療群の効果、寛解持続の程度に有意な差が示され併用が標準治療となってきています。
  3. 投与禁忌
    ・感染症の状態にある場合
    ・結核症・カリニー肺炎の恐れがある場合
    ・悪性腫瘍、脱髄疾患、うっ血性心不全を有する場合

適応決定・安全性評価等のために採血、胸部及び手などの関節レントゲン検査とツベルクリン反応をしていただきます。
日本人高齢者の多くで陳旧性肺結核が認められるため、検査結果によっては約1ヶ月間、抗結核薬INH「イスコチン」を服用していただいた上で、導入適応として治療開始後の結核症の発症を防いでいきます。

2)治療開始後の副作用及び有害事象
 (1)感染症:肺炎・敗血症・結核・真菌感染症を含む日和見感染症
 (2)遅発性過敏症・蕁麻疹
 (3)白血球減少・リンパ球現象
 (4)ループス様症候群・抗二本鎖DNA抗体の陽性化

*インフリキシマブは点滴中のアナフィラキシーショックの恐れがあり、〔Infusion reaction〕副作用発生時の入院対処ができる条件にある医療機関で投与を行うことが望まれています。

当院ではインフリキシマブ投与のクリニカルパスとして安全に投与を行える手順が確立されており、約2年以上経過し現時点での〔Infusion reaction〕副作用発生は認められていません。

3)治療効果においての著効率は高く、無効例は当院では見られていませんが、MTX投与併用量と効果持続率には違いが見られ、有害事象発生にもMTXの副作用か否かの判定が必要でありリウマチ専門医の定期的なきめ細かいケア、さじ加減の決定が重要となります。

4)MTX副作用歴のあるMTX投与困難例では、インフリキシマブは使えませんので安全性やRA症例ごとの臨床上の特徴をふまえた上で他のリウマチ治療を考慮していく必要があります。

 


トピック 

眼科 視能訓練士 市川かさね


コンタクトレンズ装用者が1,500万人に急増する一方で、10人に1人がコンタクトレンズによる眼障害を起こしていると言われています。

特に、ハードコンタクトレンズよりもソフトコンタクトレンズによる眼障害が増えています。原因は、長時間装用による酸素不足、レンズの汚れ、アレルギー、ドライアイなどです。眼障害を避けるため、異常がなくても定期検査を受けましょう。
さらに、毎日適切なケアを行って予防することが大切です。


正しいコンタクトレンズの使い方

  • 異常がなくても3ヶ月に1回は定期検査を受けましょう。
  • 寝る時は、きちんと外しましょう。
  • 違和感や異常を感じたら、すぐに外して眼科を受診しましょう。
  • それぞれにあったケアでコンタクトレンズを清潔に保ちましょう。
  • 決められた装用時間を守りましょう。
(参考)
BANYU 知っておきたい眼の知識
監修:岸 章治(群馬大学大学院医学系研究科視覚病態額教授)

 


面会時間について

平日:15:00〜20:00
休日:11:00〜20:00

他の患者さまに迷惑のかからぬよう、面会時間をお守り下さい。尚、玄関駐輪場は来院患者さま専用ですのでご用のない方はご遠慮下さいますようお願い致します。

  
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