いびきは健康状態の危険信号です!
いびきはのど(上気道)で発生します。狭いのどに無理やり空気を通そうとするといびきが生じます。また、睡眠は身体のコンデイションに影響されます。たとえば、深酒をしたり、過労があれば、いびきをかく方はいらっしゃいます。しかし、いつでも習慣性にいびきをかく方、とくに、いびきといびきの間に息がとまってしまう、そんないびきをかく方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、要注意です。
寝ている間にいびきが止まる! 呼吸が止まる!
寝ている時の事なので、本人にはわからない!
『睡眠時無呼吸症候群とは?』
<SAS ; Sleep Apnea Syndrome>
睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)を繰り返し、その結果、日中傾眠などの種々の症状を呈する疾患の総称です。
10秒以上続く無呼吸が、7時間の睡眠中に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上認められる場合をSASと呼びます。わが国では200万人以上の人がSASに罹患していると言われています。
このような症状はありませんか?
1. 会議中よく眠くなる。 2. TV、ビデオを見ているときよく眠くなる。
3. 運転中よく眠くなる。 4. 缶コーヒーを一日に5本以上飲む。
5. コーラが大好きだ。 6. 床につくと10分以内に眠ってしまう。
7. 眠っている時に息の詰まった感じがする。
8. 睡眠中排尿のためによく目が覚める。
これらの症状がみられる場合は要注意です。お早めにご相談ください。
眠気を客観的に評価する方法 ESS (Epworth sleepiness score) による評価
以下の8項目の状況での眠気を4段階で評価する。
0:絶対に眠らない
1:30%程度の確率で眠ってしまう。
2:50から60%の確率で眠ってしまう。
3:70から80%以上の確率で眠ってしまう。
合計点数を出してみましょう。
3点以下:問題なし
6点以上10点以下:眠気は強いので、自分の周囲にいる人にいびきや呼吸の停止があるかどうかをみてもらう必要があります。
11点以上:眠気は非常に強いので、SASの可能性があります。早めに医師にご相談されることをお勧めします。
生活習慣病、交通事故、産業災害との関係
1時間あたり20回以上の無呼吸が記録された場合に無治療のまま放置すると、9年後には、 10人のうち4人が心臓病、 脳血管障害、交通事故で亡くなったという報告があります。

また、SASと生活習慣病の研究調査によると、正常な方と比較して、SAS患者様は高血圧は2倍、心疾患は3倍、脳卒中は4倍、糖尿病は1.5倍発症する可能性があると言われています。
交通事故については、飲酒している人より重症のSAS患者様のほうがハンドル操作ミスが多いとショッキングなデータもあります。日本でも平成13年度の道路交通法改正で、眠気を訴える疾患に罹患していて、治療を受けていない方には運転免許の発行、更新をしないことになりました。