平成17年度(2005)新インフルエンザHAワクチン製造株・決定!
平成17年6月19日
A型株
A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)=A型ソ連株
A/ニューヨーク/55/2004(H3N2)=A型香港株
B型株
B/上海/361/2002=B型株
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◆ インフルエンザ最新情報
昨年10月から今年3月のインフルエンザ流行は過去10年で最大規模、インフルエンザB型が主流、A型H3N2型(香港株)と同時流行でした。最近の異変として今春4〜6月にかけ関西地区、奈良、沖縄地区で、時季外れのインフルエンザAH3型の小流行がみられ注目されました。
今シーズンのインフルエンザ脳症を含む急性脳症と診断された発生報告は、国立感染症研究所の集計によりますと、自治体17都府県の届け出は、現時点で(5月10日)36人中8人が死亡しています。過去の調査ではインフルエンザ脳症が、例年100〜300人の発症が推計されています。今後調査の精度を高める必要があります。
◆ 高病原性鳥インフルエンザの動向
最近、俄かに新型インフルエンザ出現の予兆・危険度が高まりWHO世界保健機関などは警戒を強めています。特に、病原性の強い猛毒の鳥インフルエンザウイルス「H5N1型」による渡り鳥5000羽以上の大量死が中国・青海湖で確認され、感染野鳥数は実に数十万羽に及ぶとされています。なお、欧州、オセアニア、中国南部、東南アジア、西シベリア、カスピ海沿岸など広範囲に拡大する危険性が高まってきたと報じ、中国科学院など研究チームは、「世界的脅威になる恐れがある」と感染拡大に警告しています。米国感染症学者らは、ヒト〜ヒト感染事例として多数の感染死=約121人が当地で見られ、重大な局面を迎えたと伝えています。
日本国内においても、鳥インフルエンザ「H5N型」茨城・坂東・小川地区、水海道市、埼玉鴻巣など、各養鶏場から高病原性インフルエンザH5型が検出されています。
◆ 新型インフルエンザ予兆と地獄図
インフルエンザウイルスの新型出現のメカニズムは遺伝子再集合現象・変異による誕生ですが、WHOは、最悪のシナリオとして世界で約30億人が感染し、約6,000万人が死亡する可能性があると試算、米国CDC疾病管理センターでも同様な見方をしています。
新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)は、突発的に人類を狙う危険性がありますが、最近の色々な情報による新型インフルエンザの出現兆候は、極めて不気味です。ただ、パンデミックがないことを祈り、早急に新型インフルエンザの対策、新型ワクチンの研究開発が待たれます。
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新インフルエンザワクチン予防接種の必要性
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インフルエンザを科学的に予防するためには、今日ワクチン接種しかありません。特に、高齢者=糖尿病、気管支喘息、呼吸器、心臓循環器、高脂血症、高血圧症、腎不全、免疫不全など、基礎的疾患のある方、乳児(生後6ヶ月以上)、幼学童期の子供、受験児、就職者などは進んで予防対策ワクチン接種を勧めます。 |
勿論、社会、公共的施設で重要な方々は(医療関係者、警察、消防救急・交通関係者、老人在宅介護看護関係者など)自己防衛上責任を踏まえて予防対策を早めに実施するよう希望します。妊婦、肥満の方も勧めます。今日、インフルエンザワクチン接種は1回接種が基本です。(今年度の新ワクチンは昨年度の約3割り増し、2,100万本製造予定)
◆ インフルエンザの特徴と合併症
インフルエンザはご承知の如く、一般の「かぜ」と異なり、突然38〜39度以上の高熱が持続(3〜6日間)、頭痛、筋肉痛、咽頭痛、食欲不振、倦怠感など全身症状が極めて強く、重症感が強いのが特徴です。高齢者は主に呼吸器感染症・肺炎などを併発して、悪化するきっかけになったり、年間で不幸な転機を取られる方が、1,500人近く見られています。また、乳幼児では脳症、脳炎などで死に至る事が重大視されています。
◆ 新インフルエンザワクチンと感染迅速鑑別診断テスト
折角、予防ワクチン接種を受けても感染を見ることがありますが、重症化を防ぐ目的では接種が第一義的です。免疫予防効果は約70〜80%、約6ヶ月間有効とされています。接種による副作用は経験上殆ど心配がありません。インフルエンザの早期診断に、ベッドサイドでA・B型迅速鑑別診断キッドが実施され広く早期治療に応用されています。
尚、乳幼・学童児はワクチン接種効果が低値を示すことがあります。
◆ 新型インフルエンザ対策・抗インフルエンザ治療剤
今日の使用ワクチンは、新型インフルエンザウイルスにはほとんど無効です。現在、効果があるとされています治療薬は「タミフル」(一般名:リン酸オセルタミフル)が期待されています。厚生労働省は、新型インフルエンザ流行に備えワクチンの開発・タミフル剤の国家備蓄計画として2500万人分の必要量を想定し準備をしています。勿論、現行のインフルエンザA・B型感染治療に応用されています。
◆ インフルエンザの予防対策
| インフルエンザの予防対策は、先ず、早めに現行の新ワクチン接種を(10〜12月中旬までに1〜2回)、当科では2回接種を勧めています。理由は追加免疫抗体価が目標です。厚生労働省結核感染症課では、人込みを避ける、手洗いうがいの励行(お茶、紅茶カテキン)、十分な栄養、睡眠が一般の感染症予防の基本ですと訴えています。 |
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新インフルエンザワクチンの予防・自己防衛が、健康上第一義的だと考えられます。以上の各国情報から日本の新型インフルエンザ態勢の強化・対策の遅れが気がかりです。 |
接種場所=小児科
接種日・時間:月・火・水・金曜日 午後2時〜4時
金 額:
13歳未満 1回2,625円 (消費税込み)
13歳以上 1回3,675円 (消費税込み)
高齢者60歳〜 1回公費負担外は自費
詳しくは小児科外来までお問い合わせ下さい。
予防接種毎に、予診票にチェック、体温計測し、同意書にサインが必要です。
(接種間隔=2〜4週間隔です)
※乳・幼学童=2回接種、成人=1〜2回接種です。
詳しくは小児科外来までお問い合わせ下さい。
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○お知らせ:肺炎ワクチン・海外旅行=海外生活者の予防対策の勧め
呼吸器疾患(喘息、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性気管気道感染症)など、度々悩まされ繰り返される高齢者の方々は、主治医の指示により肺炎ワクチン接種を勧めます。
海外旅行・海外生活者の感染症予防対策は各自で接種計画を勧めましょう。ご相談下さい。
主な種類:肝炎A型・B型、破傷風、黄熱、狂犬病、日本脳炎、ましん、風疹、おたふくかぜ、MR、MMRワクチン、水痘、インフルエンザ、BCG、ポリオ、腸チフス、インフルエンザb菌、ジフテリア、マラリアなど(他:狂犬病、コレラ、髄膜炎菌、ペスト、ライム病、ロタウイルスワクチン)。
(必ず、旅行者傷害保険に加入をすすめます)
〜海外・汚染地域、年齢によって接種種類が異なります、日数に余裕を持って〜
○感染症例報告:インフルエンザ様外来高熱乳幼児395例の内訳:
A・B型別罹患・治療状況(2004.10〜2005.3)
インフルエンザ鑑別診断キッドテスト児
インフルエンザA型・・・・96人
インフルエンザB型・・・144人
不詳・・・・・・・・・・155人
インフルエンザAB同時罹患・・・・3人(未接種=2人)
インフルエンザAB別々罹患・・・・5人(未接種=3人)
(注)未接種:ワクチン未接種者を示す
タミフル投与症例・・・・301人
その他・・・・・・・・・・・・・94人
(文責:岡秀・引用参考資料省略)
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