10〜12月号

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トピック

小児科部長 岡   秀


今冬のインフルエンザは、A型、B型、新型が狙うか?

この夏は記録的な猛暑の連続、豪雨、台風に見舞われ異常気象でした。またまた、今度は寒い冬が近づき、インフルエンザ流行のシーズンがやってきます。インフルエンザは感染症の王様で、インフルエンザウイルスは空気感染のため感染力が極めて強く短期間に広がり世界的な流行になります。

昨シーズンの世界的なインフルエンザ・サーベイランスWHOのまとめでは、インフルエンザA/H3N2香港型が大部分で、主に中央、東ヨーロッパ、イタリア、日本、カナダ、米国の地域で流行が見られました。 (別表参照)

新型A/H5N1型(高病原性鳥インフルエンザ)による家禽類=鶏など、鳥インフルエンザの集団発生が日本(山口、京都、九州など)ベトナム、タイ、インドネシア、カンボジア、中国、韓国などに発生し、今季すでにベトナム、タイにおいて、鳥インフルエンザのヒト感染が確認されています。若し、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子抗原突然変異(強毒株)が見られますと、世界的な大流行が起こる危険性が心配されています。尚、昨シーズンのインフルエンザA/H1N1ソ連型、B型は散発的で終わりましたが、インフルエンザウイルスは地球上に最も広く分布する人畜共通感染症なのです。


ワクチン予防接種をすべき人は?

  1. 小児(生後6ヶ月〜)受験児、高齢者(65歳〜)施設入居者、気管支喘息など呼吸器疾患、慢性心不全、代謝性疾患(糖尿病を含む)、免疫不全、腎不全など基礎疾患を有する成人および小児
  2. 医療施設の医師、看護師、医療施設従業者、老人施設従業者、在宅看護従事者など
  3. 社会公共施設の従事者(警察、救急消防、交通、幼保育教育関係など)
  4. その他、ご家族の方・妊婦(6ヶ月以上)の方も予防接種を勧めます。

ワクチン接種と注意点
  1. 流行前10〜12月中旬までに2回接種が基本です。
  2. 接種間隔は2〜4週間です。接種副反応は殆ど心配ありません。
(註):今シーズンワクチン製造量は、1807万本(昨年実績の23.5%増)
   13歳以上は1回接種とされていますが、医師とよく相談の上2回接種を勧めます。

トピック 

続き


本年度の新ワクチンウイルス株は?免疫予防有効効果は?

2004年度インフルエンザHAワクチン製造株:
A型株:A/ニューカレドニア/20/99(H1N1) =Aソ連型
A/ワイオミング/3/2003(H3N2) =A香港型
B型株:B/上海/361/2002 =B型

接種後免疫予防効果は約80%位で、約6ヶ月間有効とされています。


インフルエンザの迅速テストと抗インフルエンザ剤

日本のインフルエンザの診断、治療対策は世界に先駆けて目覚しく進歩し、今や外来、ベッドサイドでA・B型迅速鑑別診断キッドが実施され、抗インフルエンザ剤(ノイラミニダーゼ阻害剤)タミフル、リレンザ剤、アマンタジン剤などが広く臨床治療、予防にも応用されています。


インフルエンザとかぜの違いは?

インフルエンザはかぜと異なり、全身症状(高熱、全身倦怠感、筋肉痛、頭痛、咽頭痛など)が5日ほど続き、気管支炎、肺炎、脳炎脳症などを併発しやすく重症化、時には死に至ることがあります。 (別表=参照)


<インフルエンザとかぜの違い>

項  目
インフルエンザ
か ぜ
発  病 突発性 急性
発  熱 高熱38〜40℃(4〜6日間) あっても37℃台
悪  寒 強い 弱い
症  状 全身症状が強い・筋肉痛・倦怠感・頭痛 上気道症状(咽頭痛・鼻汁・咳)
全身疼痛 強い なし
重 病 感 あり なし
鼻・咽頭症状 全身症状に続発する・咽頭痛・咳・鼻汁 顕著に先行
合 併 症 気管支炎、肺炎、脳炎、脳症など危険な合併症 少ない(中耳炎・副鼻腔炎)
発生状況 流行性 散発性(1年間3〜5回罹患)



接種曜日・時間:月・火・水・金曜日  午後2時〜4時
料  金:
13歳未満 1回 2,625円(消費税込み)
13歳以上 1回 3,675円(消費税込み)
高齢者   1回 公費負担外は自費

詳しくは小児科外来までお問い合わせ下さい。


(引用文献省略)




1.インフルエンザ検査実施中

検査科

早いものでもう11月も過ぎ、今年もインフルエンザの大流行が予想されます。当院検査科においても、すでにインフルエンザの検査を実施しております。予防接種されている方でも、ワクチンに含まれていないタイプのインフルエンザには感染する恐れがありますので、予防接種をしたからといって過信は禁物です。日頃からのうがい・手洗いはまめに実施することをおすすめします。


● かかったなか?と思ったら・・・ ●

インフルエンザに感染すると熱が39度〜40度以上になり、4〜5日続きます。このつらい時期に検査をするのが一番正しい判定ができます。検査は専用の滅菌した綿棒を使用し、鼻の奥(鼻腔)を数箇所こすったものを使用します。検査は約20分で結果が出ます。高熱が出たら我慢せず病院まで、お越し下さい。


2.事務の制服が変わりました

11月10日(水)より事務職員の制服が変わりました。

これからも明るく元気よく、患者様と接していきたいと思います。
よろしくお願いします!


面会時間について

平日:15:00〜20:00
休日:11:00〜20:00

他の患者さまに迷惑のかからぬよう、面会時間をお守り下さい。尚、玄関駐輪場は来院患者さま専用ですのでご用のない方はご遠慮下さいますようお願い致します。

  
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