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NSTについて

当院ではチーム医療の一環として、平成17年4月より、栄養サポートチームが活動しています。栄養サポートチームは、Nutrition Support Teamの頭文字をとって「NST」と呼ばれています。

当院は平成17年11月1日、日本静脈経腸栄養学会により、NST稼動施設認定病院と認定されました。

 

■ NST ( Nutrition Support Team -栄養サポートチーム- ) とは

NST は1970年にアメリカのシカゴで誕生しました。代謝・栄養学の専門家といわれる医師、薬剤師、栄養士らがシカゴに集結して、患者サイドに立った専門的な栄養管理チームの必要性を唱えたのが始まりだといわれています。

 

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■ 栄養管理がなぜ必要なのか?

人間は老若男女に関わらず誰でも食事をしています。しかし、体の大きさが違えば必要なエネルギーなどの量も変わるはずです。

運動量が多い人と少ない人とでは必要な食事の量は違うでしょう。
同じことが医療の現場でも言えるのです。
体のサイズや年齢や病態によって必要な栄養の量はまったく異なるのです。
個人によって体のサイズも違えば性別も違います。自分と他人では食事が全く同じはずはないのです。

栄養管理を症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することをNutrition Support(栄養サポート/栄養支援)といいます。この栄養サポートを職種の壁を超えて実践する集団(チーム)がNST(Nutrition Support Team;栄養サポートチーム) です。

また、栄養が偏ったり不足したりする場合には治療効果も異なってきます。感染や合併症の頻度が増すことが知られています。

 

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■ では栄養不良が続くとどうなる?

  • 手術や外傷、褥瘡(床ずれ)など、創傷治癒の遅れや悪化
  • 手術後の合併症の増加
  • 免疫力の低下による感染症の増加や悪化
  • 筋力低下による日常生活の質の低下(歩行困難、嚥下障害、誤嚥性肺炎など)

上記の事が原因で入院生活が長くなり、ひどい時には死にいたることさえあると言われています。

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■ 栄養管理の効果は?

養管理を適切に行うことで、次のような効果があることがこれまでに発表されています。

  • 褥瘡の改善
  • 術後創治癒不全の改善
  • 院内感染症の防止
  • カテーテル感染等の合併症の予防
  • 在院日数の短縮

 いずれも患者様にとって利益となることばかりです。

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■ NST(栄養サポートチーム)の役割とは?

栄養に関わる全てがNSTの仕事と言えますが、全体的には次のように考えればよいでしょう。

  • 経口食(食事を見て、食欲がわき、食事を口に運び、飲み込み、消化して、排泄する。)
  • 経管栄養(経管栄養剤を調合し、管から流し、消化して、排泄する。)
  • 点滴(点滴剤を調合し、点滴をつなぎ、排泄する。)

この全ての事柄がNSTの仕事です。いずれも適切な量(カロリー・成分)の投与が必須です。

つまり、入院中の患者様の栄養状態を把握し、適切な栄養投与(経口栄養、経管栄養、静脈<点滴>栄養)によって全身状態の改善を行います。具体的な役割として、

  • 栄養アセスメントを行い、栄養管理が必要かどうか判定する。
  • 適切な栄養管理が施行されているかどうかチェックする。
  • 各患者様に最もふさわしい栄養管理法を指導・提言する。
  • 栄養管理に伴う合併症を予防・早期発見・治療する。
  • 栄養管理上の疑問に答える(コンサルテーション)
  • 資材・素材の無駄を軽減する。
  • 早期発見や社会復帰を助け、QOL(生活の質)を向上させる。
  • 新しい知識の啓発をする。


以上のような仕事を当院では、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士でチームとして活動しています。このようなチーム活動がNSTの本体です。

 

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■ 活動状況

  • NST回診: 毎週火曜日の午前(対象者は全病棟の低栄養状態及び褥瘡、嚥下障害等のコンサルタントを受けた患者様に対して行っています。)
  • NSTミーティング: 毎週火曜日の午後から、症例検討及びミーティングを行っています。

⇒ 活動風景、主なサプリメントなどの写真はこちらをご覧下さい。


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