地域公開講座

開催終了

2017年11月11日(土) 西東京中央総合病院

講座名 目からウロコ!よく見えるを目指して。 ~ 目の病気、その時どうする? ~
開催日 2017年11月11日 14:00~15:00
講師 眼科 本橋 良祐
会場 西東京中央総合病院 管理棟3階 会議室
担当施設 西東京中央総合病院
定 員 60
事前申し込み 不要
参加費 西東京中央総合病院 管理棟3階 会議室
掲載ページ http://www.nishitokyo-chuobyoin.jp/news/-29.html
ポスター

外界からの情報のおよそ80%は視覚を通して獲得しています。
『ものを目でとらえる』ということは例えていえば、眼球がカメラ、視神経がUSBケーブル、脳はコンピューターのような役割をそれぞれになっているイメージです。
ヒトの体において目というのはカメラのような役割である。もう少し詳しくいうと角膜や水晶体はレンズ、網膜はフィルム、視神経はUSBケーブルを指します。
日本における失明原因として多いのが「緑内障」「糖尿病網膜症」「網膜色素変性」「加齢黄斑変性」でこの4つの疾患で約60%を占めています。
緑内障は視神経の障害、糖尿病網膜症・網膜色素変性症・加齢黄斑変性は網膜の障害によって起こる疾患です。
緑内障は「早期発見」、「適切な眼圧降下」、「定期診察」が大事です。
糖尿病網膜症は「早期発見」、「内科通院」、「定期診察」、「適切な時期に適切な治療」が大事です。
総膜色素変性症は「早期発見」、「定期診察」が大事です。
加齢黄斑変性は「早期発見」、「定期診察」、「適切な治療計画」が大事です。
視神経や網膜以外にも目の中でレンズの役割を果たす水晶体に障害が起こる疾患もあります。代表的なものが白内障です。白内障は誰しもが、必ず起こる病気で70歳代のほとんどの人が発症しています。早い場合は40歳代からの発症もあります。白内障は世界の失明原因では最も多い疾患です。
白内障は「日常的なアンチエイジング」や「点眼」などで進行の予防ができます。万が一視力障害が生じれば、手術治療も可能です。「かすむ」、「ぼやける」、「まぶしい」と感じたら主治医とよく相談をして適切な時期に手術を検討してみましょう。白内障は「定期診察」、「適切な手術時期の相談」が大事です。
今回の市民公開講座ではこの他にもドライアイや眼精疲労、飛蚊症についても分かりやすい説明がありました。
目は視覚をつかさどる大切な臓器です。定期的な目のチェックはご自分の目の状態を知る上でもとても重要です。
当院では今年から眼科ドックを予約制で開始しております。自分の目の状態を的確に知って、今後も健康的な目でいるためにぜひ眼科ドックを受けてみてはいかがでしょうか。